すぎ様も協力 118番の日



去る1/18は、2011年に海上保安庁が制定した「118番の日」でした。
この日は、118番の普及ポスターに無料で協力している俳優の杉良太郎さんが
第三管区海上保安本部の1日本部長に任命されて、横浜でPRイベントに参加
するなど、各地で普及行事が行われました。

海守ブログをご愛読の皆様にとって、もやは118番は常識的な存在になっている
ことを信じていますが、118番の日を記念して、今一度118番についてご紹介します。

≪118とは?≫
海上保安庁が運用する緊急通報番号で、海守会員の皆様にお願いしている
大切な役割の1つが、この118番による海上保安庁への情報提供です。

≪こんな時は118番≫
・海難や海で人身事故に遭遇した。または目撃した。
・油の海洋流出を発見した。(流出量に関わらず)
・不審な船を目撃した。
・密漁・密航・密輸等の情報を得た。
・不法投棄を目撃した。
などなど、海で危険・不法・不審な事象に遭遇した際は、迷わずに118番です。

≪118番はどこにつながるの?≫
・船舶電話からの通報→海上保安庁の本庁
・他の電話からの通報→全国11ヶ所の各海上保安本部

≪こんな機能も!≫
平成19年以降、GPS機能付き携帯電話の通報では、自動で位置情報が
送付される機能が加わり、通報者が自分の位置を特定しずらい船からの
転落事故などに効果を発揮しています。 

≪活用実績≫
平成13年から昨年末までに、118番通報によって6,658隻の船舶と
21,217人の遭難者が救助されています。

≪118番の課題は?≫
平成12年5月の運用開始から、昨年11月末までに7,717,357通もの
通報がありましたが、そのうち99%以上が間違いやいたずらであり
本来の緊急電話がかかった際の障害となっています。

海に生かされている日本人としては、より適切に、そして積極的に
118番通報を利用したいところですが、誰もが知っている110番
いたずら電話が少ないことを考えれば、やはり何より認知度の向上が
必要です。

どうぞ皆様、今後とも118番の積極利用と、周辺の皆さんへの周知に
ご協力ください。

海守より